山田歯科医院

矯正治療のお支払い計画について

  • 山田剛士 = 文
  • text by Takeshi Yamada
矯正治療を受けるとどのようなメリット、デメリットがあるのか。歯科的に言えば、
矯正治療による歯科的なメリット
・見た目がよくなる
・歯並びが綺麗になるので歯磨きしやすくなる→歯周病になりにくくなる
・同様の理由で、虫歯にもなりにくくなる
・かみ合わせが改善し、咀嚼効率が高くなる→栄養の摂取効率が上がるのでより健康になる

デメリット
・矯正治療中は歯磨きがしづらいので、虫歯になるリスクが高い
ワイヤーが装着されるので、どうしても目立つし、異物感がある
・治療期間が長い→平均2年~2年半(短いと約1年、長いと約3年)
一般論としては上記のような具合です。

ですが、見た目がよくなる可能性が高いというメリットに対して、総額100万円程度の費用と約2年前後の治療期間、およびワイヤー装置による異物感と見た目の悪さを考えると、どうしても治療に踏み切れないという患者さんが多くいらっしゃいます。

高額な費用をかけ、つらい思いをしてまで歯並びを治さないでもいいかな、というのが率直な感想のようです。

ですが、矯正治療時のこの「少々見た目が悪くて、不便で、つらい」という状態は、一見するとデメリットでしかありませんが、少し見方を変えるととてつもないメリットにもなり得るのです。
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矯正治療をすると、副次的な効果として十中八九痩せます

ワイヤー装置をつけた日は、どうしても違和感と痛みからプリンやヨーグルトのような流動食しか食べれないのが普通です。基本的には1日~2日程度で慣れますし、個人差はありますが長くても1週間程度経てばふつうに食事ができるようになります。

ですが、治療初日から数日間はどうしても食事量が落ちます。さながらプチ断食のように。結果的に、特に何もしなくても2~3kgぐらい体重が減ります。

たいして痩せもしないダイエットサプリにお金をかけたり、ほとんど通わないフィットネスクラブやジムに毎月費用を払うのに比べれば、ほぼ確実にダイエット効果が期待できます。食べる量が減れば痩せますから、物理的に。

ですので、ついつい食べ過ぎてしまうので食事制限しなきゃなあと考えている方にとっては、魔法のように効きます。食事量を減らすのに特別な意志の力も必要ないですし、ジムで体を動かすような労力もかかりません。

時が経てば、ついでに見た目も良くなります。いや、見た目が良くなるのはもはや「ついで」という具合でもいいのかもしれません。矯正治療、すなわち2年間の強制ダイエット期間ということで。

そういう目的で始めてみるというのも案外悪くないかもしれません。痩せたらラッキー、痩せなくても歯並びが良くなったからまあいいか、みたいな。

矯正治療のメリットは何も「痩せる」ということだけに限りません。基本的に小顔になります。人によっては「整形したの?」ってぐらい全体的な顔の印象が整う方も珍しくありません。

人間の顔の印象は実に微妙なバランスの上に成り立っています。すべてが整った顔というのはむしろ稀で、顔を構成するパーツ、パーツは整っているけれど全体的な配置が若干残念という場合もあれば、各々のパーツ自体はそれほど際立ってはいないが完璧な配置なので全体的にはとても美しい造作、という場合もあるでしょう。

パーツの位置や形状がほんの少し変化することによって、顔の全体的なイメージが劇的に変わる、ということはよくあります。特に、10代半ばから後半の頃に矯正治療を受ける場合、成長期であることも相まって矯正前後でだいぶ顔の印象が変わります。

口元のちょっとしたバランスの変化によって美容整形並みに美しくなる・・・可能性があります。もちろん、あくまで可能性です。すべての患者さんに妥当する訳ではありません。外見的にはさほど印象が変わらない場合も当然ながらあります。

治療前後で顔の印象が「劇的に」よくなるか、「ちょっぴり」よくなるか、という違いはありますが、どちらにせよ咬合および歯列、そして顔貌のバランスを適正にすることが矯正治療の本義である点に違いはありません。

で、最後に。

これは山田歯科医院に限った話なのかもしれませんが、矯正治療が完了した女性はけっこうな確率でその後「結婚」します。あるいは「彼氏」ができます。

自分の外見により自信が持てるようになったというポジティブな変化もその一因ではあるでしょう。ですが、ちょっとばかり容姿に自信がもてて以前よりポジティブになったからといって、じゃあいきなり結婚するものなのかと考えると、その「ポジティブ仮説」はどうにも論拠がありきたりな気がいたします。

妙齢の女性が矯正治療後ほどなくして結婚に至る、というライフチェンジ(生活の変化)の背景には、もう少し興味深い理由が秘められているように思います。
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誤解を恐れずに言えば、矯正治療は「ライフチェンジャー」なのであります。

矯正治療期間中は、とにかく不便です。見た目はあまり良くないし、食事の際にものは詰まりやすいし、一ヶ月に一度ぐらいの頻度で来院しなければならないし、数日間で慣れるにせよ違和感や痛みもあります。矯正治療「前」の状態と比べると限りなく不自由になることは間違いありません。

ですが、いざ不自由な状態を経験すると、自由だった頃のありがたみがよく分かるものです。

ふつうに食べられることのありがたみは、ふつうに食べるのに苦労する状態にならなければ到底実感できません。

大病を患うことで健康だった頃のありがたみがよく分かります。親を亡くしてみてはじめて、もう少し早くに親孝行すればよかったと思います。わがままな彼女や、ダメンズに振り回された過去があるからこそ、ふつうに付き合える相手というだけで十分になったりするものです。

不自由な状態を経由することで、今まで当然だと思っていたものにあらためて素直に感謝できる、という心境になります。

その意味で、矯正治療は期限付きの不自由体験です。今まで当たり前に享受していたものが必ずしも当り前ではなかったという事実に気付くはずです。すると、自分の周りを当たり前に取り囲んでいた見慣れた光景に対しても、それなりの敬意と感謝を感じることでしょう。総じて、性格が柔らかくなります。ごくふつうの感受性を持ち合せている人間であれば、ですが。

矯正治療を受けた女性は、なぜだかその後ほどなくして結婚する。

それは、矯正治療が「ライフチェンジャー」であるという仮定に基づけば、何ら不思議な現象ではないのかもしれません。

男性に比べると、「出産」という一大イベントを控える女性の方が、人生に対してのタイムリミット感がはるかに切実であろうと思います。売り時、という言葉がはたして適切かどうかは判じかねますが、こと「結婚適齢期」という厄介な代物に対しては、男性より女性の方がよほど敏感であることでしょう。

詰まるところ、矯正治療の2年間という歳月は、女性にとってはその後の人生を「誰」と、「どの地」で、「どのように過ごすか」を折り入って考える契機になるのではなかろうか。そして、2年間の喪が明けた日には、あらためて新しい人生がスタートする。そのために、新生活に向けて今できる準備を整えよう、と。

・・・そんな風な思考過程を経るのかどうかは分かりませんが、たぶんそんなような感じで、矯正治療後ほどなくして女性は結婚に至ることが多いのかもしれません。

えっ、男性は結婚しないのかって?

当院のサンプル事例を見る限り、矯正治療と結婚に関しての相関関係は希薄なようです。まあ、たいてい男性の方が計画性に乏しいものですし、結婚って男性目線からするとノリ勢い惰性である訳でして。

少々長くなりましたが、ライフチェンジしたい女性の皆さま。

ぜひぜひ無料の矯正相談にいらしてください。現在、お相手のいない方も大丈夫。もしかしたら、それとなくお相手をご紹介できる「かも」しれませんし。何気に数例あるんですよね、出会いのそもそものきっかけが山田歯科医院だったというパターンが。

お待たせいたしました、ライフチェンジとかあんまり興味ねーよ、という男性の皆さま。

不自由なる自由を味わうと、世の理不尽にちょっとばかりは寛容になります。最近なんだか人生が味気ないな、と思ったらぜひぜひ矯正相談にいらしてください。もしくは、お付き合いされているお相手様の対応がもう少しマイルドにならねーかなとお思いになりましたら、ぜひともご連絡をお待ちしております。
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